【レポート】スロージェラートの工房見学 熊本・野々島学園を訪問,

関東は梅雨も空けて、いよいよ本格的にジェラートの美味しい季節が到来です。

先月、横浜のスローレーベル運営メンバーが、スロージェラートを製造・販売している熊本の野々島学園を訪ね、ジェラートの製造現場を見学させていただきましたので、その様子をお伝えします!

スロージェラート店舗のある福祉施設・野々島学園は、熊本市中心部から車で30分ほどの合志市にあります。

細い道を入っていくと、スロージェラート店舗の三角の屋根が迎えてくれました。なんともキュートな外観。週末にはここに行列ができることもあるそう。


入り口のサインに誘われて中に入ると・・・


お店の中もとっても素敵! 清潔で、とても過ごしやすい雰囲気です。


店内のあちこちに、野々島学園の利用者のみなさんが日々制作しているプロダクトが置かれていました。


この”こだま”たちは、植木鉢の湿度計。植木鉢に挿しておくと、土の乾燥度合いを教えてくれる優れもので、人気商品だそう。


この日のジェラートのフレーバー(味)メニューがこちら!

スロージェラートのレシピを監修するモコメシさんは、スパイス料理がお得意。熟成紅茶のスパイシーチャイやレモンミルクカルダモンは、定番人気のフレーバーです。

夏らしい季節限定フレーバーのスイカは、なんと、一玉8000円はするスイカを贅沢に使用しているそう。


どのフレーバーにしようか迷うところですが、スローメンバーはもちろん、全部ひとつづつ注文して、全種類味わいました(笑)

スロージェラートを運営する土井章平さんによれば、「地元の若い子がうちにきて、『チャイ最強伝説!』とか、『スイカよりスイカ!』とか、Instagramでコメントをくれたり、発信してくれたりしているんですよ」と。

たしかに、メロンは実際のメロンよりも、スイカは実際のスイカよりも、ぐーっと味が凝縮されいつつも、果物の自然な甘みが口の中でとけ出すようです。不揃いさが可愛いサクサクしたクッキーの”チュイル”も、お口直しにちょうどよく、あっという間に平らげてしまいました。

とびきり美味しいジェラートは、どんな風に作られているのでしょう?
店舗のバックヤードでジェラートを製造している様子も見学させてもらいました。

ひとつひとつ、アーモンドを手作業で割っていたり。


晩柑の果肉を取り出したり。


作業しているキッチンの壁には、「今月の目標」が貼られていて、「ポジティブに考える」、「おしゃべりをしない」と、利用者さんそれぞれの「できること」を、ひとつひとつ積み上げながら、それぞれの個性を大切に、日々を丁寧に営んでいる姿を垣間見ることができました。


そして、この日には、全国の障害者施設、就労支援施設を紹介する、『コトノネ』という雑誌にも取材に来ていただきました。野々島学園の土井章平さんとディレクターの栗栖が並んでインタビューに応えました。


スロージェラートを製造する野々島学園の利用者のみなさん、土井章平さん、土井愛さんと記念撮影も。

スロージェラートが取り上げられる『コトノネ』は、8月20日頃に発売を予定しています。ぜひチェックしてみてください。


熊本の野々島学園で日々丁寧につくられているスロージェラート。この夏、九州方面にお出かけの方は、少し足を伸ばして実際の店舗で味わってみませんか?


熊本の済んだ空気と、広い空の下で食べると、また格別です!

スロージェラートはお取り寄せも可能です。くわしくはこちらからご覧ください。